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犬の病気 逆引き辞典

愛犬の様子がなんだか変?病気になっているんじゃないか?そんな心配を愛犬の症状で、どんな病気になりやすいのかを知る事ができるサイトとして立ち上げました。

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巨大食道症(きょだいしょくどうしょう)


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何らかの原因で犬の食道が大きく広がってしまう病気です。
特に発症時期に関しては高齢・老齢、幼犬といった年齢で起きる病気ではないのですが、離乳をして間もない幼犬に多く見られる病気と言えるでしょう。


この巨大食道症にかかりやすい犬種は、グレート・デン、アイリッシュ・セッター、ジャーマン・シェパードといった大型犬によく見られる病気のようです。
また、中型・小型犬のミニチュア・シュナウザーやワイヤーヘヤード・フォックス・テリアなどの場合には、遺伝的な要素もあるとされる研究が発表されています。


犬の巨大食道症になる原因として考えられる主な病気

●犬の重症筋無力症
先天性と後天性があり、先天性の場合には若齢期から全身の筋肉の虚弱がはじまり、全身がマヒしていきます。後天性の場合、全身ではなく局所的な筋肉の虚弱化がみられ中でも食道だけに症状がでて巨大食道症を併発するケースを多く見られます。


●犬の多発性筋炎
複数の筋肉が炎症を起こす原因不明の病気で、大型犬の成犬によくみられるのが特長です。筋肉が痛むために重症になると動くことすらできなくなります。食道の筋肉に症状がみれることもあり、食餌がうまく流れずに咳き込んで吐いてしまうこともあります。


●犬の副腎皮質機能低下症(アジソン病)
犬の生命の維持に欠かせない副腎皮質ホルモンの分泌が何らかの原因で低下する病気です。慢性の場合は食欲減退、元気がない、嘔吐、下痢、体重低下などが良くなったり悪くなったりを繰り返します。水をたくさん飲んだり、おしっこの量が増えたりという症状もあります。急性の場合は命に関わることもあります。


●犬の食道炎
食道に異物が入り込んで食道部分におこる炎症のことをいいます。胃液などが逆流する(逆流性食道炎)ことも多く、よだれをよく垂らすようになり、食欲減退、体重減少をおこします。また、症状が重くなると食道が狭くなる狭窄をおこしやすくなります。


その他にも食道周辺にできる腫瘍、食道の一部にうみが溜まる膿瘍、食道を強くしめつける嵌頓(かんとん)などが原因で食道が大きくなったり、食道の蠕動運動(ぜんどううんどう)が止まってしまうことがあります。



病状のチェック

この病気にかかっている犬によく見られるのが食べた食事を嘔吐したり、飲んだ水を吐くことです。それも苦しそうに嘔吐するのではなく、なんとなく食べたものを遠くの方に飛ばすように吐くんです。嘔吐というより吐出という感じでしょうか。吐いたものをそのまま、また食べる事もよくあります。


この巨大食道症が発症する犬の場合、体重が減少して、呼吸困難発熱鼻汁などの症状を見せます。


ただし特徴的なのが、この病気にかかっている犬の多くが食べたものを吐く時に、食道から吐くだけでなく、その一部が肺に入ってしまって嚥下性の肺炎を起こす事がわかっています。
この病気で命を奪われる犬の多くがこの嚥下性肺炎が引き金になっているといわれています。


診断と治療および予防法

この病気が疑わしいと判断した場合、愛犬の胸部X線検査をします。
検査により食道が通常よりも大きくなってガスが溜まっていることが診断できます。
X線検査で診断できない場合でも、ドッグフードを与えたバリウム造影検査などによって食道に残留するドッグフードを度合いで、この病気だと特定できることがあります。


治療法としては完全に完治することは難し病気であることを前提に、食餌療法によって吐出を抑制することから始めます。
その吐出の抑制方法ですが、通常の食餌の与え方ではなくできるだけ高い位置から食餌を与える必要があります。
つまり、ニュートンの法則のように高いところから低いところに物質は落ちるということなので、食餌を与える時に直立した姿勢を取らせることが必要になります。
そうすれば重力を借りて食餌をたやすく食道から胃に移動させることができます。


食餌を与えた後、15分〜30分は愛犬の頭を45度以上の角度に保つことが必要です。大型犬なら布団やラグなどで身体を巻き付けて縦にしておくのがいいかも知れません。小型犬の場合なら飼い主が抱いて立ったような高さの状態を保ちながら抱いていてください。このようにすれば愛犬たちの食べた食事が重力の力で食道から胃に移動しやすいからです。


ドッグフードを与えている愛犬の場合、ドッグフードを水はお湯でふやかして与えるといいでしょう。予防法としては、一度にたくさんの食餌を与えないこと。これにつきます。


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犬の副腎皮質機能低下症(アジソン病)におすすめの医薬品

アジソン病、副腎皮質ホルモンの不足時の補充療法に用います。
アレルギーや炎症や自己免疫症、皮膚病やアジソン病、バクテリアショックの治療など幅広く用いられている副腎皮質ホルモン剤です。 副腎皮質ホルモンとは臓器の副腎から分泌される副腎皮質ステロイドホルモンというホルモンのことで、ステロイドとも呼ばれています。1日3回まで体重1kgに対し0.2~6mgを経口投与します。
主成分:プレドニゾロン メーカー:Aspen


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適正な価格は各商品ページでご確認ください。また、パッケージデザインなどの変更があることもご了承ください。



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