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犬の脳・神経の病気 |
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犬の脳も神経も人間と同じようにカラダ全体を司るたいへん重要な部分です。
脳は神経を通じてカラダ全体の働きをコントロールしています。その神経系を大きく分けると、「大脳」「小脳」「脊髄」「末梢神経」になります。
精神活動や知能、運動、視力、聴力といった感覚を司るのが「大脳」です。
カラダの各部位をバランスよく働かせる役割を補うのが「小脳」です。
大脳や小脳からくる指令を各部位に伝達するのが「脊髄」です。
脊髄から細かく細分化された神経が「末梢神経」で、脳や脊髄からの指令をしっかり実行に移すはたらきがあります。
脳や神経はわずかな障害があっても異常をきたすほど非常にデリケートな部位です。人間同様に犬の場合も診断や治療に慎重かつ繊細におこなう必要があります。
犬の神経の病気診断のポイント |
「歩けない」「足をひきずる」「痛がる」「視力がない」「けいれん」などは神経系統が原因になって起こっていると判断できる症状です。
その症状が突然起きることもあるし、徐々に起こることもあります。
人間同様に、脳と神経の病気は一般的な病気に比べて適切な診断がしにくい病気です。なぜなら、病院に連れてこられる犬のほとんどが「緊張」してしまうために、生活している時(リラックスしている時)に見せる症状とは明らかに違うために、実際の症状が見られないことも多いからです。
なので、犬の症状は飼い主の説明に頼るしかありません。
犬がいつもと違う行動や症状があった場合には、コマメにメモをとっておくといいでしょう。脳や神経の病気の場合にはこのメモがとても重要になります。
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