×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
犬の目の病気 犬の網膜剥離(もうまくはくり) |
<スポンサードリンク>
犬の網膜剥離とは、網膜の一部もしくは全部が眼底の脈絡膜からはがれてしまった状態のことを言います。先天性と後天性があって、後天性の多くは事故などによって強い衝撃が加わったり、眼球になんらかの炎症が生じておこることがほとんどです。また、先天性の網膜剥離は先天的な奇形が原因とされ、コリー犬などに多く見られる症状のようです。
もともと犬の網膜におこる病気は、他の目の病気に比べ少ないようで、軽度の場合には症状がはっきり現れないことが多いため、飼い主が見過ごしてしいまうことが多いようです。たまたま他の目の病気で病院に行って、検査中に偶然に見つかるなんてこともあるくらい。
先天性の網膜剥離や事故などの強い衝撃による網膜剥離を除くと、網膜と脈絡膜の間に炎症などがおこり、炎症の産物がその部分にたまって剥離がおこります。また、眼球を満たしている硝子体(しょうしたい)が炎症によって変形してしまったりして網膜を前にひっぱることになって剥がれてしまう場合もあります。
網膜剥離をおこすと、脈絡膜から網膜への栄養の供給や代謝がうまく機能しなくなります。そのため、網膜の神経細胞が死滅してしまい失明してしまうこともあります。
病状のチェック |
前途のように軽度の場合には見過ごしてしまいがちなため、飼い主が気づくときにはかなり進行してしまっているケースが多いのも犬の網膜剥離の現状です。
犬が網膜剥離をおこすと程度によってもさまざまですが、視力障害をおこしたり剥離をおこした目が全く見えなくなってしまいます。
それでも犬は不自由さをあまり感じません。もともと視力がよくないためか日常生活は普通に順応してしまうようです。
普段はぶつからないのに、家の中のものにぶつかる頻度が多くなったり、前足でよく目をこするようなしぐさが多くなるようであれば、早めに病院に行って検査をすることをおすすめします。
診断と治療 |
網膜剥離は外見からは判断がなかなかつかないため、まずは眼底検査を行います。網膜が完全に剥離しているような場合は、硝子体の中に剥がれてしまった網膜が血管とともに白い浮遊物のように浮かんで見えます。
しかしながら網膜剥離をおこしてしまった犬の場合、人間の網膜剥離同様に有効な治療方法は今のところありません。
網膜剥離になった原因が、なんらかの目の病気からであるかを探り、その治療を行います。片目が網膜剥離を起こした場合、もう一方の目にもおこりやすくなるため、たるべく安静を保って頭部に衝撃をくわえないように看護することになります。
犬が視力を無くすということは、生活行動の範囲が極端に少なくなることです。人間もそうですが、視力がなくなると聴覚で補うことになります。そのほか全身の感覚器官を代用して、通常の生活には支障をきたさないようになります。
視力への不安を癒すのは飼い主の存在がたいへん重要になります。
過保護になりすぎずに日々の生活に慣れさすことが大事です。歩けないから抱くのではなく、頭や体をぶつけやすいテーブルの脚などには緩衝材などを巻くなどして事故防止策をほどこし、ぶつかることを自らの感覚で学習させてあげるのも大事です。
犬がかかりやすい主な目の病気
角膜と結膜の病気
●角膜に炎症が生じてはげしく痛む【角膜炎】‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●角膜の傷口から眼球の内容物が飛び出す【角膜裂傷】‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●目の病気の中では一番多い結膜に炎症をおこす【結膜炎】‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●目が乾いて角膜と結膜に炎症をおこす【乾性角結膜炎】‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
まぶたと涙器の病気
●まぶたや周辺が赤く腫れ、放置すると慢性化する【眼瞼炎】‥‥‥‥詳細を見る>>
●まぶたが内側にめくれて二次的病気を誘発する【眼瞼内反症】‥‥‥詳細を見る>>
●まぶたが外側にめくれて目の炎症や潰瘍をおこす【眼瞼外反症】‥‥詳細を見る>>
●つねに涙があふれて目の周りが汚れてしまう【流涙症】‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●第三眼瞼腺が赤く腫れて飛び出してしまう【チェリーアイ】‥‥‥‥詳細を見る>>
眼球の病気
●眼球がまぶたの外に飛び出してしまう【眼球の脱出】‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●眼球が出血して真っ赤になる【前房出血】‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●虹彩と毛様体に炎症がおこり眼球がにごる【ブドウ膜炎】‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●視野が狭くなり、進行すると失明するとこもある【緑内障】‥‥‥‥詳細を見る>>
●水晶体が白く濁って視力が低下、失明することもある【白内障】‥‥詳細を見る>>
●事故や病気が原因で網膜が眼底からはがれる【網膜剥離】‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●犬の目の病気におすすめのジェネリック医薬品‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
トップページに戻る>>
PR