×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
犬のケンネルコフ(イヌ伝染性喉頭気管炎) |
<スポンサードリンク>
ケンネルコフは、呼吸器の感染症で「犬舎の咳」と称されるようにブリーダーなど多頭飼いしていう場所で多く発生する病気です。
数種類のウイルスやマイコプラズマ、細菌などが単独ないし複数が混合して感染します。
混合感染するケースにおいては致死量も高くなります。
しかし、一般の家庭では1頭だけ飼っていることが多く、ケンネルコフの発症率も少ないのが現状です。
ケンネルコフを発症しているイヌが、くしゃみや咳をして空気感染によってうつるので、犬が多くいる場所での感染率が非常に高い病気です。
病状のチェック |
ケンネルコフを発症すると、短いから咳をするのが特徴です。飼い主は犬の空咳を「喉に魚の骨かなにかが刺さったのでは?」と思うことでしょう。
食欲や普段の生活もあまり変わりがなく、ちょっと運動したり過激な動きを伴う時に咳がひどくなる程度です。
このような症状は2〜5日くらいで収まってしまいますが、二次感染や混合感染などを引き起こすと高熱を発して、膿のような鼻汁を出して食欲も減退します。
ときには、肺炎を併発するケースもあります。
とくに幼犬や老犬など、免疫を持たない犬が肺炎へと移行しやすいので注意が必要です。
診断と治療、予防法 |
犬の年齢やワクチンの有無、生活環境やペットショップへの出入りなどを飼い主から聞き取り調査して判断します。
次に犬の症状(乾燥した咳、微熱、食欲減退、鼻汁)などの症状をみながら、X線検査をして判断します。
ケンネルコフと判断した場合、ウイルスによるものであれば有効な薬はなく、マイコプラズマや細菌の可能性もあると判断して抗生物質の投与や吸入療法をします。
軽症であれば数日間、長くても1週間ほどで回復します。
ただ、肺炎を併発しないように十分な看護をする必要があります。
予防法としては、3種・5種・7種混合ワクチンの接種が有効です。
<スポンサードリンク>
犬の主なウイルス・細菌感染症 |
ウイルス感染症
●犬も人も発病したら致命的な伝染病「狂犬病」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●有効な治療薬がなく死亡率が高い「ジステンパー」‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●はげしい嘔吐と血液のような下痢症状「パルボウイルス性腸炎」‥‥詳細を見る>>
●経口感染が多く激しい嘔吐と下痢症状「コロナウイルス性腸炎」‥‥詳細を見る>>
●1歳未満の子犬が感染率が高い「イヌ伝染性肝炎」‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●がんこな咳がでる呼吸器の感染症「ケンネルコフ」‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●誕生まもない子犬がかかりやすい「イヌヘルペス感染症」‥‥‥‥‥詳細を見る>>
細菌感染症
●人間にも感染する重大な病気「レプトスピラ症」‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●生殖器をおかしてしまう「ブルセラ症」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●発症すると5日以内には死亡する「破傷風」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●水っぽい下痢や血が混じった下痢「細菌性腸炎」‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
犬の感染症を予防するワクチン接種‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
トップページに戻る>>
PR