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- 2016.02.16 犬の神経の病気 前庭炎(ぜんていえん)
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犬の前庭炎(ぜんていえん) |
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犬の耳の鼓膜の奥にある前庭神経が炎症などをおこしてしまい、体のバランスが保てなくなる神経の病気を前庭炎といいます。
犬の耳の奥にある内耳神経がありその一部を前庭神経が司っているのですが、外耳でおこる何らかの炎症が前庭まで広がったり、耳にできた腫瘍によって前庭に炎症をきたすなど、まだまだはっきりとした原因がつかめていない病気です。
犬の前庭神経は体の平行感覚を司る神経で、ここに何らかの問題が発生することで体のバランスが保てなくなってしまいます。
病状のチェック |
犬の前庭炎は突然あらわれることが多い病気です。
今まで普段と変わりなく生活していた犬が、突然に頭を横に傾けたり、かしげたりするようになります。
症状が重くなると、まっすぐに歩けなくなってしまうこともあり、くるくると回転するような動作をしたり、さらに重傷になると歩くことができなくなって倒れてしまうこともあります。
眼球が細かく震えるように動く眼球震盪(がんきゅうしんとう)の症状がでることもあります。
この病気は高齢犬や老犬になればなるほど多く見られる病気です。
診断と治療 |
病状に独特の特徴があるので、犬の現状の立ち振る舞いを見て判断できます。
前庭炎と判断された場合には、早急に副腎皮質ホルモン薬やビタミン剤を投与していきます。
この治療によって1週間程度で症状が治まるケースが多い病気です。
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