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犬の病気 逆引き辞典

愛犬の様子がなんだか変?病気になっているんじゃないか?そんな心配を愛犬の症状で、どんな病気になりやすいのかを知る事ができるサイトとして立ち上げました。

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犬の気管虚脱(きかんきょだつ)


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52e45b38.jpegこの病気は遺伝的な原因や、肥満、老齢のために気管が押しつぶされて扁平な状態になってしまい、呼吸が困難になる犬の病気です。
小型犬や短頭の犬種に発病しやすく、夏などの暑い季節に起こりやすいといわれています。


気管は気管軟骨と筋肉でできているチューブ状のものですが、その気管を作っている軟骨部分が正常な形を保てなかったり、また周囲の筋肉の力が衰えてしまって正常の形を保てなかったりして扁平状態になることが原因で起こります。


先天的なものが原因とされるものが多いのですが、肥満犬や高齢・老齢にともなう病気が引き起こすこともあるようです。
特に小型犬や短頭種の犬の場合は、肥満は大敵になるので注意が必要です。


病状のチェック

季節が暖かくなる初夏から真夏に多く発症することが多い病気で、愛犬は急にハーハー、ゼーゼーと苦しそうな呼吸をするようになります。
さらに呼吸困難をおこして動くこともできなくなることもあり、犬は自分でもどうしていいものかわからずにウロウロと落ち着きなく動き回ったり、少しでもラクな姿勢をとろうと姿勢を何度となく変えるようになります。


症状が重い犬の場合には、よだれを垂れながしてあえぎ、舌や歯肉の色が紫色になるチアノーゼ症状をおこして倒れることもあります。
一時的にラクになった場合でも、暑い夏場などは頻繁に繰り返すこともあります。


診断と治療

X線検査をします。病状がはっきりと現れている犬の場合には、はっきりと気管が扁平になって狭くなっていることがわかります。
症状が軽い犬の場合には内科療法で簡単に治まることも多いですが、症状が落ち着いたといっても再発を繰り返すこともあるので注意して愛犬の様子を見てください。


呼吸困難が重いなど内科療法だけでは症状が軽減や改善がはかれない犬の場合、酸素吸入などが必要になることもあります。また、外科療法により手術をする必要なケースもあります。
ただし、手術をしても完治するのは難しい病気です。


愛犬にとって夏場は風通しのよい部屋で安静にしていることが大事です。陽気の変化で暑いと感じるならばエアコンや扇風機などで部屋の温度を低くしてあげる必要もあるかもしれません。

短頭種に多い先天的な病気とは

短頭の犬といえば、パグ、シーズー、ペキニーズ、フレンチブル、ブルドッグといった犬が代表的ですが、のどの手前にある軟口蓋(なんこうがい)という上あご部分にある部分で、人間でたとえるなら「のどちんこ」があるやわらかい部分のことです。
この軟口蓋が短頭の犬の場合生まれつき他の犬種よりも長く、のどの入り口部分に垂れ下がっていることもあるほどです。こうした犬は空気の通り道がもともと狭いため、呼吸が少し苦しい感じになるのです。
このような先天的な疾患を「軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)」といいます。
高齢犬や老犬になるとこの軟口蓋が喉頭を完全に塞いでしまい呼吸困難になることもあります。
症状が重い場合には、垂れ下がった軟口蓋の一部を切除する外科療法が必要になる場合もあります。しかし、これで他の品種の犬のように正常になることはありません。



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犬の主な呼吸器の病気

犬の鼻の病気
●鼻の粘膜が炎症をおこす【鼻炎】‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●鼻炎を放置して鼻の奥まで炎症が広がる【副鼻腔炎】‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●ケガや血液の病気、感染症などが原因【鼻出血】‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>

犬の咽頭の病気
●口や鼻の内部の炎症がのどに広がる【咽頭炎】‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>

犬の気管の病気
●主にウイルスや細菌の感染でひどい咳がでる【気管支炎】‥‥詳細を見る>>
●周囲の臓器の異常により気管が狭くなる【気管支狭窄】‥‥‥詳細を見る>>
●小型犬や短頭種の犬に多く気管がつぶれる【気管虚脱】‥‥‥詳細を見る>>

犬の肺の病気
●ウイルスや細菌感染により重い呼吸器の病【肺炎】‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●重量な働きをする肺胞がこわれ呼吸困難をおこす【肺気腫】‥詳細を見る>>
●肺の中に水がたまりむくみ呼吸困難をひきおこす【肺水腫】‥詳細を見る>>

犬の胸の病気
●ケガや肺炎によって胸の中に余分な空気がたまる【気胸】‥‥詳細を見る>>
●横隔膜が破れて臓器がはみ出る【横隔膜ヘルニア】‥‥‥‥‥‥‥詳細を見る>>
●胸の内部をおおっている胸膜が炎症をおこす【胸膜炎】‥‥‥‥詳細を見る>>



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