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犬の病気 逆引き辞典

愛犬の様子がなんだか変?病気になっているんじゃないか?そんな心配を愛犬の症状で、どんな病気になりやすいのかを知る事ができるサイトとして立ち上げました。

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犬のハエウジ症


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33f592b6.jpeg犬のハエウジ症は、文字通りハエの幼虫(ウジ虫)が皮膚下に寄生しておこる皮膚病です。犬の体表に卵を産み付け、そのウジが皮膚を食い破って皮下組織を食べて成長します。
当然、犬は激しい痛みに苦しむことになります。


一般的に、屋外で飼っている犬が主にかかりやすく、中でも高齢犬・老犬など体が弱くなって自分で思うように動けない犬の発症率は高いです。
春先になって暖かくなるとハエの活動も活発化します。中でもニクバエなどが弱った犬の体表にあるキズなどに卵を産みつけます。


キズだけでなく、汚れている耳孔や肛門周辺、外陰部などに卵を産みつけます。
ふ化したウジは、柔らかい皮膚組織を食い破って皮下組織へと侵入して消化酵素を出しながら皮膚組織を食べながら成長を続けます。


病状のチェック

屋外で飼っている犬の場合、室内犬に比べて飼い主が直接犬のカラダを観察したり、触ったりする時間が少ないのでハエウジ症の症状を見逃してしまうことも多いようです。
特に高齢犬・老犬など体が弱っていたり、病気がちな犬がかかりやすい病気です。
ハエウジ症になると皮下組織を常に食べられている状態なので、犬は痛みを伴います。


今までと違って、年がら年中鳴いたり、夜中になると悲鳴をあげるように鳴き止まないようであれば、ハエウジ症をうたがう必要があるかもしれません。


診断と治療

ウジがわくと特有の臭気を発するので、その臭気で判断できることもありますが、患部を診察することでハエウジ症の判断をします。


ハエウジ症と診断された犬は、まず患部にキズがあったり汚れている場合が多いので患部周辺の被毛を刈って、患部の汚れやかさぶたなどをキレイにすることから始めます。


さらに、患部にあるハエの卵などを除去して消毒します。
次に皮下組織に食い込んだウジを取り除きますが、ウジの数や犬の症状にもよりますが、殺虫剤などを使うことができないために局所麻酔や鎮静剤などを投与して、犬がなるべく動かないようにしてピンセットでひとつずつ除去していきます。


ウジの数にもよりますが、皮膚のキズは患部に腫瘍などがないかぎり比較的早く治りますが、ウジが多く患部のキズも広範囲な場合には縫合を数回繰り返す必要がある場合もあります。





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