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犬の病気 逆引き辞典

愛犬の様子がなんだか変?病気になっているんじゃないか?そんな心配を愛犬の症状で、どんな病気になりやすいのかを知る事ができるサイトとして立ち上げました。

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犬のレプトスピラ症


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f1d528f1.jpeg犬のレプトスピラ症は、レプトスピラと呼ばれる細菌に感染して、出血性の横断や尿毒症をおこす感染症です。


レプトスピラ菌には多くの種類がありますが、症状をあらわす主な菌はイヌレプトスピラ菌と黄疸出血レプトスピラ菌の2種類です。保菌動物の尿の中に排泄され、犬以外にも人間、ネズミ、牛や豚などにも感染します。


特に気をつけたいのがネズミで感染しても病状をあらわさずに一生の間、尿の中に菌を排泄しつづけ、最大の感染源といわれています。
排泄された尿や尿を含んだ水たまりや土に触れたり、舐めたりして口の粘膜や皮膚の傷から感染します。
感染すると血液中や臓器内で増殖し、腎臓の中の尿細管へ移動して1年くらい生存するといわれています。


病状のチェック

犬のレプトスピラ症は、大きく【不顕正型】【出血型】【黄疸型】に分けられ、感染しても症状のないまま時間が経過していきます。そのまま自然に治ってしまうのが不顕正型です。この不顕正型の感染犬が長期間にわたって尿中に菌をばらまいて他の犬や人間の感染源となることが多いです。


出血型・黄疸型は、感染すると腎炎をおこしたり、出血性の胃腸炎や潰瘍性の口内炎をおこします。
はじめのうちは40℃前後の高熱がでて、元気や食欲がなくなり、口の粘膜や目の結膜が充血してきます。その後消化器と泌尿器がおかされ嘔吐や吐血、おしっこが出なくなるか強いにおいの尿をします。


末期には口の粘膜がただれ、尿毒症の症状になり脱水をおこして死亡するか、回復しても慢性腎炎になってしまいます。
肝臓がおかされると口の粘膜や目の結膜、お腹の皮膚まで黄色くなる黄疸症状が見られるようになることもあります。


一方、黄疸出血レプトスピラ菌に感染した場合には、イヌレプトスピラ菌よりも症状が激しく、突然高熱が出て食欲がまったくなくなり、衰弱して全身が震え嘔吐がみられるようになります。口の粘膜は歯茎、結膜に充血あるいは出血が見られ尿毒症の状態になります。発病後、数時間から2〜3日で死亡する場合もあります。


診断と治療、予防法

犬のレプトスピラ症は、病気の症状やワクチン接種の有無などにより正確に診断できます。尿を顕微鏡で見て菌体を見つけます。血清検査などを行い診断します。


治療法としては、まずは病原菌を撲滅することからはじめます。ペニシリンやストレプトマイシンなどの抗生物質を投与して腎臓内の菌を除去します。同時に輸液もおこないます。
尿毒症や肝臓障害がある場合には、ブドウ糖やビタミンB、強肝剤、利尿剤などを投与shます。


症状のあらわれにくい不顕正型の場合でも、菌が尿中に排泄されなくなるまで抗生物質を投与し続けます。レプトスピラ症は人畜共通の感染症ですから、扱いには十分な注意が必要になります。


予防法はワクチン接種です。定期的にワクチン接種を受けることが必要です。
さらに、散歩時に路上のたまり水や他の犬の尿などをなめさせたりしないことです。また、ネズミが家にいる家庭でも注意が必要になります。


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